バルサ加入のマルコム、波紋を呼んだ“ドタキャン移籍劇”の真相を元同僚が赤裸々告白

空港に現れないマルコムから突然の「家に戻れ!」指令

・7月23日午後8時
「彼が一向に空港に現れなかったんだ。1時間半、それからさらに1時間、彼からはなんの連絡も来なかった。だが、当然電話が入ると、『家に戻れ!』と言うんだ。理解できなかったが、彼はこう言った。『バルセロナが関心を示してくれている。とても熱心なものだ』と。僕は『本気で言っているのか?』と尋ねたら、『大マジだ。とにかく俺の家に来い』と興奮した様子だった。バルセロナは別次元だよ。誰がノーと言える? あのメッシの隣でプレーできるんだ。僕は最初冗談かと思ったが、彼は真剣だった」

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・7月24日午後4時
「僕は再び空港へ向かった。バルセロナへ飛ぶことになった彼を見送りにね。バルセロナは全てのブラジル人にとっての夢そのものだ。彼だって例外じゃないのさ」

 この舞台裏を知らないローマファンがマルコムを出迎えに空港で何時間も待機していたことは話題を呼んでいたが、友人のカフーはもちろん、マルコム本人にとっても寝耳に水の移籍劇だったようだ。

 アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ、ウルグアイ代表FWルイス・スアレス、フランス代表FWウスマン・デンベレらとの熾烈なポジション争いで後塵を拝し、リーグ戦3試合で出場時間はわずか6分(1試合のみ)にとどまっているが、21歳の若きアタッカーはバルセロナ移籍が間違いでなかったことを証明できるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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