「自分のプレーを曲げない」 東京五輪世代のジョーカー役、FW上田綺世が韓国戦へ意欲
渡辺のパスカットから上田がフィニッシュ「パスで8割以上決まったな、と」
東京五輪世代のジョーカーはFW上田綺世(法政大)だ――。そう印象づけるようなアジア大会での暴れぶりだ。アジア大会男子サッカー準決勝で森保一監督率いるU-21日本代表は、途中出場した上田の値千金の一撃で1-0と勝利した。殊勲の上田は試合後のインタビューで決勝の日韓戦に向けて「自分のプレーを曲げない」と強い意志を見せた。
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膠着した展開を振り払う弾道の一撃だった。日本は前半、鋭い出足からの手数をかけない攻めで迫ったが、なかなかゴールを割れない。しかし、流れを変えたのは後半19分にピッチに送り出された上田だった。
投入直後に縦パスのフリックからFW前田大然(松本山雅FC)をフリーにしてシュートを導くなどリズムを作ると、後半33分にMF渡辺皓太(東京ヴェルディ)の素早いボールカットからのスルーパスを上田がフリーで受ける。これをクロスバーに当てながら決め切り、1-0。今大会2点目はグループリーグ・マレーシア戦に続く貴重な決勝点となった。
「自分の仕事は理解している。成し遂げられて良かった。パスで8割以上決まったな、と。僕は仕上げただけで渡辺選手のゴールのようなもの。途中から出たら点が出るのは自分の仕事。どれだけ焦れずに自分の仕事ができるかです」
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