新生スペイン代表、イニエスタら引退で初陣から世代交代へ 「サプライズが起きそう」

(左から)S・ロベルト、バルトラ、カナレス、ロドリゴ【写真:Getty Images】
(左から)S・ロベルト、バルトラ、カナレス、ロドリゴ【写真:Getty Images】

新レギュラー候補にはS・ロベルト、バルトラ、カナレス、ロドリゴらが浮上

 欧州各国リーグが開幕した一方で、9月上旬にはロシア・ワールドカップ(W杯)を終えて初の国際Aマッチウィークが到来する。欧州選手権やコパ・アメリカ、アジアカップなど各大陸でのカップ戦、そして4年後のカタールW杯を見据えた戦いが始まるが、MFアンドレス・イニエスタ(ヴィッセル神戸)らが代表引退したスペインは世代交代が一気に推し進められることになりそうだ。

 スペイン紙「マルカ」はルイス・エンリケ新監督が就任したラ・ロハ(スペイン代表の愛称)のメンバー発表を前に招集選手を予想している。「金曜日にルイス・エンリケ体制が始まり、初の招集リストが発表されるが、すでにサプライズが起きそうだ。彼の所信表明では彼の構想には約70人が入っていて、ロシア組からの変更があることを明らかにしている」と記した。

 それとともに「イニエスタ、MFダビド・シルバ(マンチェスター・シティ)、DFジェラール・ピケ(バルセロナ)が去ったことでスペインは新しい姿を見せることを意味する」と2008年と2012年の欧州選手権連覇、2010年南アフリカW杯を制覇した中軸からの脱却を図っていくことになりそうだ。

 新たなレギュラー候補として挙げられているのは、代表メンバーとしては聞きなれない名前が多い。例えば、バルサで右サイドバックとインサイドハーフを兼任するMFセルジ・ロベルト、センターバックでは日本代表MF乾貴士の在籍するベティスに加入したDFマルク・バルトラ、中盤から前線ではベティスでレギュラーを狙うMFセルヒオ・カナレス、バレンシアで好調のFWロドリゴといったあたりだ。

 彼らは20代中盤の選手が多く、主力が軒並み30代に差し掛かっていたスペインとしては世代交代となる。果たして新たな“無敵艦隊”は、再び世界の頂点を目指せるようなチームに生まれ変われるのだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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