韓国がアジア大会4強 優勝候補撃破の大熱戦に母国興奮「歴代最高のワイルドカード」

ウズベキスタン戦で決勝点となるPKを決めたFWファン・ヒチャン【写真:Getty Images】
ウズベキスタン戦で決勝点となるPKを決めたFWファン・ヒチャン【写真:Getty Images】

ファン・ウィジョのハットトリックで追いつき、延長戦でファン・ヒチャンが決勝PK

 インドネシアで開催されているアジア大会男子サッカーの準々決勝で、韓国はウズベキスタンに延長戦の末に4-3で勝利した。韓国メディアは、U-23アジア最強とも言われる優勝候補とのシーソーゲームを「歴代最高のワイルドカード」と題して報じている。

 手に汗握る大接戦だった。

 韓国は前半5分にFWファン・ウィジョ(ガンバ大阪)が今大会6点目となるゴールで先制。同点とされて迎えた同34分に再びファン・ウィジョが決めて突き放す。しかし、後半に入ると一転してウズベキスタンペースとなり、同8分に同点ゴール、その2分後には逆転ゴールを被弾。“3分間の悪夢”で形勢を逆転されてしまう。

 母国のピンチを救ったのは、今大会絶好調のファン・ウィジョだった。後半30分にこの日3点目となる一撃で同点に持ち込むと、延長後半13分にはFWファン・ヒチャン(ザルツブルク)が決勝点となるPKを沈め、ウズベキスタンとの死闘に終止符を打った。

 韓国メディア「MKスポーツ」は、「ファン・ウィジョがいなかったら成し遂げられなかった4強…歴代最高のワイルドカード」と速報。「決勝トーナメントに入ってからの韓国の6ゴールのうち、4ゴールがファン・ウィジョの得点だ。ファン・ヒチャンのPKも彼が誘発した。事実上の決勝戦を制したのは大きい」と難敵ウズベキスタンを撃破したチームを称えた。

 韓国は29日の準決勝で、日本時間27日の21時半から行われるシリア対ベトナムの勝者と対戦。勢いに乗り、前回大会に続く連覇を成し遂げることができるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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