西野ジャパン相手にゴールのガーナ代表MF、サポーターのメガネ破壊…粋な計らいで称賛
アトレチコMFパーティ、バレンシア戦終了後にボールを蹴ってサポーターの顔面直撃
アトレチコ・マドリードのガーナ代表MFトーマス・パーティが、アクシデントで眼鏡を破壊してしまったサポーターを捜索し、ツイッターで謝罪のメッセージを送るという粋な計らいで称賛されている。
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「おはよう、ホセ! 昨日の夜、メスタージャで君にボールを当ててしまったことに気づいたんだ。無事であることを祈っています。メガネも本当にごめんなさい。わざとではなかったんだ」
パーティはツイッターでこうメッセージを送った。20日の敵地バレンシア戦に出場したパーティは終盤に途中出場。1-1ドローで試合終了のホイッスルが鳴り響くと、思い切りボールをスタンドへと蹴り出した。このボールがホセさんの顔面に直撃し、メガネが壊れ、まぶたに数針縫う怪我を負っていた。翌日、パーティはツイッター上でこの男性サポーターを突き止め、そして直接謝罪メッセージを送ったのだ。
謝罪のメッセージを受け取ったホセさんも「謝ってくれて本当にありがとう、トーマス。心配してくれた皆さんも本当にありがとうございます。よろしく!」と返信。わだかまりを見せなかった。
パーティは5月30日、西野朗監督(当時)が率いる日本代表のワールドカップ直前国内壮行試合となったガーナ戦に出場。前半9分に直接FKで先制点を叩き込むなど、2-0勝利の主役となっていた。
トーマスの粋な計らいをスペイン紙「アス」も注目。「トーマスがメガネ破壊でファンに謝罪」と特集。このバレンシア戦で、トーマスは敵地ファンからフェアプレー精神を称えられ、スタンディングオベーションを受けていたという。アトレチコのカウンターの絶好機だったが、相手MFダニ・パレホが負傷でピッチに倒れており、治療のためボールを外に出していた。
「スポーツマンシップの夜」と称賛されたが、パーティの人間性が注目を集める形となった。