インターナショナル・チャンピオンズカップ（ICC）中国ラウンドのインテル対レアル・マドリードが27日に中国・広州で行われた。試合はレアルが3-0で勝利した。
　試合は前半29分、DFマルセロのクロスをFWヘセがうまくコントロールし、左足のシュートで先制ゴールを奪った。クリスティアーノ・ロナウド、ガレス・ベイルら主力が顔を揃えたレアルは得意のカウンターだけでなく、素早いパス回しも機能して試合の主導権を握った。インテルのGKハンダノビッチの活躍もあり、前半のリードは1点にとどまった。
　
　選手を大幅に入れ替えた後半11分には、DFヴァランがセットプレーの流れから決めて追加点。そして、圧巻だったのは前日に合流したばかりのコロンビア代表MFハメス・ロドリゲス。後半44分、ゴール正面の直接FKをゴール左上隅に叩き込むビューティフルゴールを決めてみせた。多くの選手がコンディションの良さを見せた“白い巨人”がインテルを圧倒した。
　日本代表DF長友佑都は後半37分から途中出場。25日に行われた同大会のミラン戦では左サイドバックで先発出場した長友だったが、この試合は4-4-2の左サイドMFとして8分間の起用。短い出場時間の中で十分なアピールをすることはできなかった。
　この結果、ICCの中国ラウンドでインテルは2試合続けてノーゴールで敗戦。ミランとレアルが勝ち点3（1勝）で並んだ。30日に上海で行われる直接対決で勝利したチームがこのラウンドの王者となる。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文　text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images