バルサ監督、メッシを「天才」と絶賛 「他の人に見えないものが彼には見える」
開幕戦での2得点に活躍にバルベルデ監督も脱帽 「彼に驚かなかったことはない」
バルセロナの新キャプテンでエースのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが、リーガ・エスパニョーラ開幕節のアラベス戦で絶妙なグラウンダーFKなどで2得点を挙げ、3-0の白星発進に貢献した。バルセロナを率いるエルネスト・バルベルデ監督はメッシを「天才」と絶賛し、「毎日彼を見ることができて、我々は運が良い」と述べたと、米スポーツ専門テレビ局「ESPN」が伝えている。
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バルサはMFアンドレス・イニエスタ(ヴィッセル神戸)が去ったインサイドハーフに、MFイバン・ラキティッチとMFセルジ・ロベルトをスタメン起用。3トップはFWリオネル・メッシ、FWルイス・スアレス、左サイドにFWウスマン・デンベレが先発した。
序盤から本拠地カンプ・ノウでゲームを支配するバルサは前半37分、メッシが自ら受けたファウルからペナルティーエリア右45度、約23メートルの位置から直接FKを左足で放ったもののクロスバーを直撃。その後のチャンスもモノにできず、前半はスコアレスで折り返した。
均衡を破ったのはやはりメッシ。後半19分、再び自らの突破で得たゴール正面約20メートルのFK。キッカーを務めるのはメッシ。壁と相手GKが頭上を越されるのを警戒するなか、メッシが選んだのは壁の下だった。グラウンダーの一撃で打ち抜き、このゴールでバルサはリーガ通算6000ゴールの節目を達成した。
さらに2-0で迎えた後半アディショナルタイムには、スアレスからのパスをメッシが絶妙の胸トラップから相手マーカーを吹っ飛ばし、冷静にゴールを射抜いて勝負あり。今季もメッシ健在をアピールする快勝発進となった。
バルベルデ監督は試合後の記者会見で、メッシについて「彼は天才だ。彼がプレーする時代のサッカーに関わることができて我々は幸運。彼の手品のような打開策を毎日見ていたいね」とコメントした。