乾貴士、ベティスデビュー戦の“セクシーゴール未遂”をクラブ称賛 「ほとんどゴール」

ベティスMF乾貴士【写真:Getty Images】
ベティスMF乾貴士【写真:Getty Images】

後半44分、得意のゴール左45度からカットインしてシュートも相手の好セーブに遭う

 リーガ・エスパニョーラは現地時間17日に開幕。日本代表MF乾貴士が加入したベティスは本拠地でレバンテと対戦し、0-3で大敗を喫した。クラブ公式サイトは、この一戦を「悪いスタート」というタイトルで取り上げ、乾にデビュー戦で移籍後初ゴールのチャンスがあったことを伝えた。

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 試合は、ボールを握って戦うベティスのポゼッション率が70%を優に超える展開。だが、カウンターのケアを疎かにし、相手のスペイン人MFホセ・ルイス・モラレスに70m超えのドリブルシュートを含む2得点を奪われるなど、熱狂的なベティコ(ベティスファンの愛称)にとってはもどかしさの残る結果だった。記事でも、「完全に主導権を握っていた試合だったが、レバンテが数少ないチャンスを生かした」と、悔しさを滲ませて伝えている。

 その空気を変えようと、奮闘したのが乾だった。0-2で迎えた後半21分に2枚目の交代カードとして投入され、ベティスでの公式戦デビューを飾った。ピッチに立った乾は、裏への抜け出し、得意のドリブル突破、スルーパスなどで局面を打開しようと試みた。

 ハイライトは、後半44分のプレーだ。レバンテを攻め立て、乾がペナルティーエリア内でゴール左45度から仕掛けてカットインからシュートを放った。ロシア・ワールドカップ(W杯)セネガル戦の“セクシーゴール”を彷彿させるコントロールシュートだったが、レバンテGKオイエル・オラサバルのファインセーブによって移籍後初ゴールはお預けとなった。

 デビュー戦で結果を残すことはできなかったが、「イヌイはほとんどゴールを挙げたようなものだったが、オイエルによってコーナーキックに逃げられた」と、一定のインパクトは残せたようだ。次節のアラベス戦こそ、チャンスをモノにして新天地での立ち位置を確立したいところだろう。

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