「トーレスと一緒に掲げてくれ」 アトレチコ前主将が明かす元同僚の“魂の言葉”

(左から) トーレス、ガビ、ゴディン【写真:Getty Images】
(左から) トーレス、ガビ、ゴディン【写真:Getty Images】

EL制覇でトーレスとトロフィーを掲げたガビの「忘れられない思い出」

 今夏アトレチコ・マドリードを退団した前主将のMFガビが、現在のチームで主将を務めるウルグアイ代表DFディエゴ・ゴディンとの昨季のUEFAヨーロッパリーグ(EL)決勝直前の秘話を明かした。海外スポーツメディア「Be Soccer」フランス版が報じている。

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 ガビはアトレチコの下部組織で育ち、2004年にトップデビューを飾った。その後、ヘタフェ、レアル・サラゴサを経て、11年に古巣へと復帰。翌年からは主将を任され、長年にわたってアトレチコの中盤を支えた。

 そして35歳となった今夏、カタールのアル・サッドへの移籍を決断。フェルナンド・トーレスもサガン鳥栖への移籍が決まり、長きにわたってアトレチコをけん引した二人の英雄が同時にクラブを去った。そのガビは、EL決勝前に世間で沸き起こった議論を快く思っていなかったという。

「僕は決勝戦前に、優勝したらトーレスがトロフィーを掲げるのかというテーマを好ましく思っていなかった。そういうものは事前に決めるものではないし、フォーカスすることでもない。まだ決勝を戦ってさえいなかったんだから」

 EL決勝前に退団の意思を明確にしていなかったガビとは異なり、トーレスは事前に今季限りでチームを去ることを表明していた。そのため、そうした議論が自然と巻き起こった。だが、主将としては試合前からそのような話題で持ちきりになったことに頭を抱えていたようだ。

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