デパイ、ダルミアン、シュバインシュタイガーに続く大物補強

　マンチェスター・ユナイテッドはサウサンプトンのMFモルガン・シュナイデルランを2500万ポンド（約45億円）の移籍金で獲得することで合意に至ったことが明らかになった。現在移籍に向け、メディカルチェックを行っていると英「BBC」が報じている。

　ユナイテッドはバイエルン・ミュンヘンからドイツ代表MFバスティアン・シュバインシュタイガーの獲得を発表したばかり。イングランド代表のベテランMFマイケル・キャリックへの依存度が高かったミッドフィールドの強化に成功していたが、それにとどまらずこの夏イングランドで最も注目されていた選手の一人、シュナイデルランも獲得することになる。

　25歳のフランス代表MFは長短の正確なパスと好守に貢献できる運動量を武器に、昨季7位と躍進したセインツ（サウサンプトン愛称）の中盤に君臨。アーセナル、チェルシー、トットナムなどプレミアの上位クラブがこぞって獲得を狙っていたと報じられている。

　ユナイテッドは2012-13シーズンを最後に名将アレックス・ファーガソン前監督が退任。後を引き継いだデイビッド・モイーズ監督（現レアル・ソシエダ）のもと、リーグ戦7位に終わるなど低迷した。昨季はルイス・ファン・ハール監督を招聘し、MFアンヘル・ディ・マリア、FWラダメル・ファルカオ（チェルシー）ら大型補強を敢行。リーグ4位と欧州チャンピオンズリーグ出場権は獲得したものの、2季連続無冠に終わっていた。

　タイトル奪還を目指す今季も選手獲得資金として270億円を用意した報じられている。タイトル奪回への覚悟を示しているユナイテッドはシュバインシュタイガーだけでなく、すでにオランダ代表FWメンフィス・デパイ、イタリア代表DFマッテオ・ダルミアンの加入が決定。積極的な補強で、プレミアリーグ歴代最多20度目の優勝を誇る名門が2012ｰ13年以来のプレミア制覇に向け、一気に陣容を強化している。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文　text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images