フランス“不動のダイナモ”カンテ W杯で決勝のみフル出場できなかった理由とは?

クロアチア戦でカンテは途中交代したが、体調不良を押しての出場だったようだ【写真:Getty Images】
クロアチア戦でカンテは途中交代したが、体調不良を押しての出場だったようだ【写真:Getty Images】

胃腸炎を患いながら強行出場 デシャン監督は状態を見て後半10分に交代を決断

 フランス代表は現地時間15日のロシア・ワールドカップ(W杯)決勝でクロアチア代表を4-2で破り、20年ぶり2度目の優勝を果たした。この試合で、今大会フル出場を続けていたMFエンゴロ・カンテが後半に途中交代したが、体調不良を押しての出場だったようだ。英紙「メトロ」が報じている。

 中盤で攻守を支えるカンテは、決勝までの全6試合にフル出場。しかし、クロアチア戦では本来の球際の強さや運動量にやや欠け、ディディエ・デシャン監督は後半10分に途中交代を決断していた。

 フランス紙「ル・パリジャン」のレポートを受けた記事では、大黒柱の交代に至った背景には体調面の問題があったことを伝えている。

「カンテが驚きの途中交代を強いられた最大の理由として、試合中に胃腸炎に苦しんでいたようだ。代わって入った(スティーブン・)エンゾンジが(ポール・)ポグバとともに中盤をコントロールし、試合の優位性を取り戻すことができた」

 デシャン監督は体調不良のカンテを決勝でも起用したが、精彩を欠いていると見るや即座に交代を決断。その判断力も、フランスに栄光をもたらす要因となったようだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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