激震スペイン、ルイス・エンリケ新監督は救世主になるか? 連盟がスペシャル動画公開

スペイン代表のルイス・エンリケ新監督は、再建を託す切り札となれるのだろうか【写真:Getty Images】
スペイン代表のルイス・エンリケ新監督は、再建を託す切り札となれるのだろうか【写真:Getty Images】

辞任したイエロ監督の後任として就任

 ロシア・ワールドカップ(W杯)でベスト16敗退に終わり、フェルナンド・イエロ監督が辞任を決めたスペイン代表。スペインサッカー連盟は現地時間9日に新監督として前バルセロナ監督のルイス・エンリケ氏の就任を発表した。再建を託す切り札となるが、同連盟の公式ツイッターでは同氏の現役時代のプレーぶりをまとめた“PV”を作成し、期待の大きさをうかがわせる。

 同連盟のルイス・ルビアレス会長は、この日行われた会見でフランシスコ・モリーナ氏のスポーツディレクター、そしてルイス・エンリケ氏の監督就任を発表。「全会一致で決定となった。私は今回の契約を光栄に思う。良いトレーニングを積むためのチャンスが与えられた」としている。

 スペイン代表は今回のW杯前後で激震が走った。開幕2日前にフレン・ロペテギ監督の来季からのレアル・マドリード監督就任が突如としてクラブ側から発表され、その翌日に連盟が電撃解任。W杯開幕前日という段階でスポーツディレクターを務めていたイエロ氏が急きょ指揮官に就任したが、付け焼き刃は否めず、決勝トーナメント1回戦で開催国ロシア相手にPK戦で敗退した。

 また大会後にはMFアンドレス・イニエスタが代表引退を発表するなど、2008年と12 年の欧州選手権連覇と、10年南アフリカW杯を制したチームのサイクルは終焉を迎えたと言っていい。

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