日本戦で生まれた心温まるサイドストーリー ベルギーGKのファンへの“神対応”が話題

ミニョレとリバプールサポーターの心温まるストーリーが話題を呼んでいる【写真:Getty Images】
ミニョレとリバプールサポーターの心温まるストーリーが話題を呼んでいる【写真:Getty Images】

控えGKミニョレがSNSでファン捜索を呼びかけ、見事にユニフォームをプレゼント

 ベルギー代表は現地時間6日、ロシア・ワールドカップ(W杯)準々決勝でブラジル代表を2-1で下し、32年ぶりのベスト4進出を果たした。鋭いカウンターで世界に名を轟かせている“レッドデビルズ”(赤い悪魔)だが、決勝トーナメント1回戦の日本戦の舞台裏で生まれた控えGKとリバプールサポーターの心温まるストーリーが話題を呼んでいる。英紙「デイリー・ミラー」が報じた。

 ベルギーは現地時間2日に行われた決勝トーナメント1回戦で日本と激突。後半開始直後にMF原口元気、MF乾貴士にゴールを奪われ、2点のリードを許した。その後、DFヤン・フェルトンゲンとMFマルアン・フェライニのヘディング弾で同点に追いつくと、後半アディショナルタイムには驚異的な高速カウンターで決勝ゴールを突き刺し、3-2と鮮やかな逆転勝利を飾った。

 この一戦には、控えGKシモン・ミニョレのファンが駆け付けていた。所属クラブであるリバプールのユニフォームを身にまとい、スタンドで「あなたのシャツを頂くことはできますか?」とメッセージボードを掲げてアピール。その情報を得たミニョレは、自身の公式ツイッターで「ツイッターの力が必要だ。これを探し出すことはできるかい?」と呼びかけ、この粋な計らいが大きな反響を呼んだ。

 数日後、ミニョレは再びツイッターを更新。サイン入りユニフォームを手にしたリバプールファンとの2ショット写真が公開され、「ツイッターが彼を見つけ出してくれた。アルセンに会えたんだ。カザフスタンからロシアまで駆けつけてくれた。そして見事、僕のシャツを手に入れたね。これこそ僕がSNSを愛する理由さ!」と綴った。

 ベルギーサッカー協会も二人の邂逅を動画で公開。日本戦で見せた一人のリバプールファンの熱心な努力と、ミニョレの“神対応”が生んだ心温まるストーリーとなった。

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