ブラジル撃破のベルギー、転機は西野ジャパン? 「日本戦で大きなきっかけ手にした」

日本戦でゴールのフェライニとシャドリが先発を勝ち取る

 ベスト16の日本戦では、0-2のビハインドからMFマルアン・フェライニとMFナセル・シャドリが途中投入されると、フェライニが同点弾、シャドリが決勝ゴールと、指揮官の期待に一発回答。この活躍が認められる形で、大一番のブラジル戦でも両者ともに先発出場を勝ち取った。

 日本戦では3-4-2-1の左ウイングバックに入っていたMFヤニック・カラスコの裏を取られ続けピンチを招いていたが、この日は最終ラインを4バックにしてスペースをケアした。また、中盤にフェライニ、MFアクセル・ヴィツェル、シャドリの3人を並べることで、司令塔のMFケビン・デ・ブライネを一列押し上げ、いわゆる“偽9番”のように最前線と中盤を行き来し、巧みに攻撃を演出。自らカウンターから決勝ゴールを決めている。

 世界で活躍する若き才能と、緻密な戦略をチームに浸透させる知将はベルギー代表で見事な調和を見せており、優勝候補の筆頭であったカナリア軍団までも打ち破った。悲願のW杯制覇まで、残り2勝だ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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