「様々な意見あるが…」 柴崎岳が説く日本代表強化論――“タフに戦える選手”が不可欠

日本代表の強化について持論を展開 「継続的に必要」と力説したのは…

 日本の強化について話が及ぶと、柴崎は「これは様々な意見があると思うんですが……」と切り出し、持論を次のように主張している。

「ヨーロッパでやっていく選手だったり、タフに戦える選手が多く出てくることが継続的に必要だと思っている」

 自身も2017年1月、鹿島アントラーズからスペイン2部テネリフェに移籍。当初は適応に苦しんだが、デビューを果たして以降は徐々に存在感を高め、昇格プレーオフでもゴールとアシストをマークするなど活躍した。同年夏に1部のヘタフェへ移籍して10番を託されると、9月のバルセロナ戦で豪快なゴール。その試合で負傷し、左足中足骨の亀裂骨折で手術を受けて約3カ月離脱したが、最終的にリーグ戦22試合に出場している。

 そうした経験から、単なる“ヨーロッパ移籍”ではなく、出場を前提とした欧州挑戦が必要と説く。「ただヨーロッパに来るだけではなく、いろんなリーグがあるなかで結果を出しながら戦える選手が増えることで、スターティングメンバー11人だけじゃなく、ベンチも含め、いろんな選択肢が広がっていく可能性がある」と今後を見据えている。

 近年は2017年夏にMF中島翔哉(FC東京→ポルティモネンセ/ポルトガル)やMF堂安律(ガンバ大阪→フローニンゲン/オランダ)が海を渡り、主力としてコンスタントに活躍。そうした選手の増加が日本強化に不可欠と柴崎は力説した。

(FOOTBALL ZONE編集部・大木 勇 / Isamu Oki)



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