「技術だけでは勝てない」 長友佑都、16強敗退で緊急提言「歴代監督も含めて結局…」

ロシアW杯で「自分たちが目指すサッカーはやり切った」からこそ感じた差

「やっぱり歴代の監督も含めて、結局はフィジカルの問題と言いますよね。走力とかフィジカル的なものは、日本サッカー全体を見ても、若い世代からしっかり取り組まないと、世界では厳しいと思う。技術だけでは勝てない」

 長友が強く提言したのは、ロシア大会で日本のサッカーがある程度通用したという感触があるからに他ならない。「後ろにベタ引きで守って跳ね返すだけなら、この今の自分の気持ちはなかった」と言い切っている。

「前から(ボールを)取りにいって、走って、つないでやれた。結果論では負けているから何も言えなくなるけど、自分たちが目指すサッカーはやり切ったという気持ちがあります」

 日本が目指すサッカーをやり切った。それでもベスト8には届かずに涙を呑んでいる。その差を埋めるものは、技術に加え、フィジカルだと力説した。実際、ベルギー戦の終盤に喫した決勝弾は走力差も少なからず影響している。170センチでサッカー選手としては小柄な部類に入る長友だが、世界のアタッカー陣と伍して戦えているのは、日本屈指のフィジカルがあってこそ。そんな男の言葉は日本サッカーに向けた金言とも言える。

(FOOTBALL ZONE編集部・大木 勇 / Isamu Oki)



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