スウェーデンが24年ぶりの準々決勝進出 10番フォルスベリが値千金の決勝ゴール

後半21分、フォルスベリのシュートが相手DFに当たってゴール

 その中で最初に攻撃を成就させたのはスウェーデンだった。後半21分、スウェーデンは左MFエミル・フォルスベリが中央に進出。ボールの受け際のフェイントで一人を外すとゴール正面からミドルシュートを放つ。これがスイスDFマヌエル・アカンジに当たってコースが変わり、ゴールに吸い込まれた。

 その後は失点したスイスが猛反撃を見せた。しかし、スウェーデンは再びブロックを下げた堅守で耐える時間に切り替え、ボールを持たれながらもゴール前への決定的な侵入を許さなかった。そして、後半アディショナルタイムにカウンター攻撃で抜け出したMFマーティン・オルソンがスイスDFミヒャエル・ラングに倒され、ラングは退場処分。一度PKと判定されたが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)による進言で映像確認され、ペナルティーエリア外のフリーキックと判定は訂正された。

 結局、このフリーキックはゴールとはならず、試合はこのままスウェーデンが1-0で勝利。欧州予選プレーオフでイタリアを60年ぶりの敗退に追い込んだ北欧の実力者たちは、1994年アメリカW杯で3位に入って以来24年ぶりの8強進出を決めた。準々決勝では、コロンビア対イングランドの勝者と対戦する。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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