ベルギーの“スター軍団”が日本の力を称賛 「どんなチームも倒せる」「反骨心示せた」

(左から)アザール、デブライネ、クルトワが日本を称賛している【写真:Getty Images】
(左から)アザール、デブライネ、クルトワが日本を称賛している【写真:Getty Images】

母国紙にアザール、クルトワ、デ・ブライネが語る

 日本代表はロシア・ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦のベルギー戦で、後半アディショナルタイムに痛恨の失点を喫して2-3と大逆転負けを喫した。後半に2点のリードを許したベルギー代表の選手たちは、ギリギリまで追い詰めた日本を「どんなチームでも倒せる」と称賛している。ベルギー紙「HLN」が報じた。

 FIFAランキング3位の“赤い悪魔”を、“サムライブルー”はギリギリまで追い詰めた。試合前は快勝ムードも漂っていたスター軍団も、その力を称賛するしかなかった。

 試合終了後、MF香川真司を慰めたFWエデン・アザール(チェルシー)は「今日ベルギー代表の一員であることを誇りに感じている。日本代表? 彼らは素晴らしかったよ。こんな戦いを見せることができれば、彼らはどんなチームだって倒すことができる。なんとか、我々は個性で上回ることができた」と語ったという。

 2失点を喫した守護神のGKティボー・クルトワ(チェルシー)は、「これは難しい試合になる、と思っていた。でも正直、負けを覚悟したことはなかった。我々はフィジカル的には強まっている。組織的な強度も増している。大会ではこんな試合も必要だ。苦難を通じて多くを学んだ。ブラジル戦にポジティブなエネルギーを取っておきたい」と強気に語り、準々決勝のブラジル戦に目を向けた。

 一方、決勝点の高速カウンターの起点となったMFケビン・デ・ブライネ(マンチェスター・シティ)は、「なんとか針の穴から這い上がることができた。でもみんな反骨心を示すことができた」と、0-2という絶望の淵から生還できたことに安堵の声を上げていたという。

 欧州トップレベルで活躍するベルギー代表選手にとって、この日の日本は脅威に映ったようだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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