アルゼンチンの“メッシ依存”は深刻!? 新相棒候補も「メッシが最優先されるべきだ」

アルゼンチンの絶対的なエースであるメッシ【写真:Getty Images】
アルゼンチンの絶対的なエースであるメッシ【写真:Getty Images】

ディバラが語ったエースへの絶大な信頼

 アルゼンチンは、ロシア・ワールドカップ(W杯)グループリーグ初戦のアイスランド戦で1-1のドロー発進となった。現地時間21日には第2戦のクロアチア戦が行われるが、絶対的なエースであるFWリオネル・メッシ(バルセロナ)に対する依存度の高さが、ここにきて不安視されている。だが、若きエース候補のFWパウロ・ディバラ(ユベントス)は、クロアチア戦の前日会見で「メッシの代わりは世界のどこにもいない」と語り、変わらぬ信頼を寄せていると、スペイン紙「マルカ」アルゼンチン版が報じた。

 メッシは、アイスランド戦でPK失敗を含むシュート11本を放ちながらも不発に終わった。だが、エースの出来以上に不安が残ったのはメッシを経由しないと攻撃にならないのかというほど、背番号10にボールを集めたアルゼンチンの単調な攻めだった。

クロアチア戦の前日記者会見に出席したディバラ【写真:Getty Images】
クロアチア戦の前日記者会見に出席したディバラ【写真:Getty Images】

 セリエAの絶対王者ユベントスで成長著しいディバラは、クロアチア戦の前日記者会見に出席。今季セリエAで22ゴールを決めるなど、メッシの新たな相棒としても期待されているストライカーは、「僕は楽観主義者だし、僕はいつでも(試合に)出る準備はできているよ」と語った。さらに、メッシについてもこう口にした。

「レオ(メッシの愛称)は、誰も代わりのできない人間だ。それはアルゼンチンだけじゃなくて世界中であってもね。僕らが一緒にプレーをしている時は明らかに、メッシが最優先されるべきだと思うし、彼のためにサポートしたい。僕らは世界最高の選手を有していて、より良い攻撃を仕掛けるためのより良い形を持っているのだから」

 この言葉からも、やはりチームメイトのメッシへの変わらぬ信頼度の高さが分かる。ただし、それが行き過ぎてしまえば、アイスランド戦と同じ“メッシ依存”に陥ってしまうことは明らかだろう。この短い期間で修正し、アルゼンチンは世界ナンバーワンプレーヤーを生かす最良の策を見つけ出すことはできるのだろうか。クロアチア戦は、日本時間の22日3時にキックオフする。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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