長友佑都を奮い立たせた世間の「おっさん」発言 「誰よりも気持ちは入っていた」

「とにかく走って戦わないと話にならない」

「とにかくおっさん、おっさん言われていたので、若い選手よりも走ろうと思っていた。走るだけが全てじゃないけど、とにかく走って戦わないと話にならない。自分自身がそれを示したいという気持ちでここに入った。誰よりも気持ちは入っていたんじゃないかなと思う」

 31歳の長友を動かしたのは年長者としての意地とプライドだったようだ。大会前には批判的な声も挙がったが、そうしたネガティブな見方をプレーで払拭した。

「W杯前にあれだけ叩かれたらね。おっさんおっさん言われたら、意地でもおじさん連中は頑張らないといけない。若い選手にもそれを示したい。今日メンバーに入った選手だけじゃなくて、若い選手、外れた選手もいる。(浅野)拓磨だってそう。すごい夢を見ている少年たちがTVの前で見ていたと思う。だからこそ、おじさん連中が、経験ある選手たちが見せて、戦わないといけない。ミスはあってもいいから、戦うことだけは見せたいと思って入った」

 2014年ブラジルW杯で1-4と敗れたコロンビアに雪辱を果たした日本。長友は「この勝利は嬉しいという感情の言葉では表現できない」と語り、下馬評を覆して挙げた勝利の余韻に浸っていた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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