「自分でもビックリ」 長友佑都、日本代表で「誰よりも強い」と自負するのは…

“スーパーサイヤ人”に変身、悔し涙を嬉し涙に変えるため――

「チームのためというのは、自分でもビックリするほど、今まで感じたことがないぐらいの強い思いがある」

 2008年5月24日の国際親善試合コートジボワール戦で代表デビューを飾った当時は、ただ無我夢中だった。懸命にボールを追いかけ、力の限りピッチを疾走し、自らの存在を誇示し続けた男は今、W杯に臨む代表のなかで「チームのため」を考え続けている。

「どうしてもこのW杯で成功したい、このメンバーで成功したいという思いが誰よりも強い」

 W杯直前のオーストリア合宿中に黒髪から金髪に変身して周囲を驚かせた。自身のSNSに「スーパーサイヤ人になってチーム救いたい。髪だけは明るく。みんな笑ってくれよ。どんな時も前を向いて進む」と綴った長友。重苦しい空気を払拭したい一心だった。

 14年ブラジル大会で流した悔し涙をロシア大会で嬉し涙に変えるため――。金髪の5番は「チームのため」に全身全霊を傾ける。

(FOOTBALL ZONE編集部・大木 勇 / Isamu Oki)



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