「クーデター」「元老院に席を用意」 伊メディアが西野ジャパンを痛烈批判

ロシアW杯に挑む本田圭佑【写真:Getty Images】
ロシアW杯に挑む本田圭佑【写真:Getty Images】

「ベテランがクーデターに勝利」「世代交代を放棄」と辛辣

 実際にハリル監督の下ではFW久保裕也(ヘント)、FW浅野拓磨(ハノーファー)、MF井手口陽介(クルトゥラル・レオネサ)」といった若手でハリル戦術に順応する選手たちが存在感を増した一方で、本田や香川の座席は確保されなくなっていた。

 そして、記事では監督交代について「クーデターが起こった」とレポートしている。

「ハリルホジッチに対してベテラン選手たちはクーデターに勝利した。その結果、その選手たちを選ぶ監督として西野が連れてこられた。中島、久保、浅野、井手口、森岡は“元老院”に席を用意するために脇に置かれた。世代交代を放棄し、香川と本田に代わる可能性のあった才能、すなわち23歳の中島と24歳の久保はテレビでW杯を見る」

 現状、トップ下のポジションを争うと見られている本田と香川を「元老院」と表現した。元はラテン語の「老いた者」を意味し、紀元前のローマ時代には国の実質的な統治機関となった組織の名称を与えることで、日本代表メンバー選出に歪んだ構造があったと痛烈に批判している。

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