3失点完敗の韓国代表、問題点を母国メディア分析 エースも危機感「4年前の二の舞に…」

主将の(左)MFキ・ソンヨンとエース(右)FWソン・フンミンは、危機感を募らせている【写真:Getty Images】
主将の(左)MFキ・ソンヨンとエース(右)FWソン・フンミンは、危機感を募らせている【写真:Getty Images】

MFキ・ソンヨンとエースFWソン・フンミンに焦り「4年前の二の舞に…」

 その問題点とは具体的にどのようなものなのか。同サイトは「スウェーデンもボスニアのように一発のカウンターが怖いチーム。守備の組織力がなければ、簡単に得点を許すだろう。失点のシーンはサイドバックだけでなく、中盤の選手やセンターバックのカバーリングが重要。急造の3バックで現れた問題点」と伝えている。

 この結果を受けて、主将のMFキ・ソンヨンとエースFWソン・フンミン(トットナム)は、「このままでは4年前のブラジルW杯の二の舞になる」と危機感を募らせている。

 スポーツ・芸能総合サイト「ジョイニュース24」は選手の声を伝えており、ソン・フンミンは「選手たちの考えが変わらなければ、今のままでは2014年と同じか、もしくは4年前以上の屈辱を味わうかもしれない。冷静に現実を受け止める必要がある」と口にした。

 キ・ソンヨンも「選手たちは自分たちのことばかり考えてはいけない。韓国サッカーとKリーグへの責任感を持たなければいけない。今回のような試合内容だと本大会で良い結果は得られない」と声を上げている。

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金 明昱

1977年生まれ。大阪府出身の在日コリアン3世。新聞社記者、編集プロダクションなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めた後、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。2011年からは女子プロゴルフの取材も開始し、日韓の女子ゴルファーと親交を深める。現在はサッカー、ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。近著に『イ・ボミ 愛される力~日本人にいちばん愛される女性ゴルファーの行動哲学(メソッド)~』(光文社)。

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