「現時点でのトップパフォーマンス」の観点からW杯行き23名から漏れる結果に…

　日本サッカー協会（JFA）は5月31日、ロシア・ワールドカップ（W杯）に向けた日本代表メンバー23人を発表。ガーナ戦に招集した26人から3選手が落選となったが、その一人となったFW浅野拓磨（ハノーファー）が公式ブログを更新。「悔しい」と率直な思いを綴った。

　苦難の初陣となった30日のガーナ戦翌日、西野朗監督は本大会に臨む23人を発表。26人の“候補”のなかから、MF三竿健斗（鹿島アントラーズ）、MF井手口陽介（クルトゥラル・レオネサ）、そして浅野が外れる格好となった。指揮官は3人を「非常に有望な若手」と評価しつつも、記者会見でその理由を説明した。

「この舞台（W杯）に立たせてくれたのも彼らの力が大きいですし、彼らの代表でのパフォーマンスは強く感じているし、それを求めたかったです。求めたいです。ただ、彼らの現状がそういう環境じゃなかったということであって、そういうなかで鍛えられていくということであれば、彼らはいたと思います。それを期待して招集しました。非常にパフォーマンスは上がっていました。昨日も限られた時間でトライをしてくれました。可能性は彼らも考えたいところなんですけれども、現時点でのトップパフォーマンスというなかでは、（確証を）持てなかった」

　リオ五輪世代の浅野は、昨年8月のオーストラリア戦（2-0）で先制点となるゴールを挙げ、ロシアW杯出場決定に大きく貢献した。しかし、今季は所属クラブのシュツットガルトで定位置をつかめず15試合1得点。トップチームでは2018年に入って公式戦出場ゼロと実戦から遠ざかっていた。