シャドーが生きるか死ぬか　香川が3-4-2-1の核心を力説

　そんななかで、西野ジャパンの強みとなり得る部分についても言及。自らの主戦場となるシャドーの重要性を説いている。

「コンビネーションからのシュートは確認しているし、ここ数日は結構やっている。そこの距離感や共通意識は、特に僕のポジション（シャドー）は大事になってくるし、日本の生命線でもある」

　シャドーが生きるか死ぬか――。香川は自身のポジションに重ね合わせて、3-4-2-1システムの核心を力説した。

　西野ジャパンが取り組んでいる新システムでは、代表で長らくボランチなど中盤で起用されてきた長谷部誠（フランクフルト）を3バックの中央に据え、相手や試合の状況に応じて臨機応変に対応する戦い方を目指している。

　香川は新システムについて、「考え方によっては5-4-1というか、4シャドーみたい」だという。守備的になりかねないと懸念を抱きつつも、「両ウイングが高い位置を取れれば、逆にチャンスになると思う。両ウイングはそういうタイプの選手が多いので、そこは生かせるんじゃないかなと思う」と自信を覗かせる。