チェルシーのルイス、古巣レアル移籍を断り残留へ

来季は定位置奪取が目標

 チェルシーに所属するブラジル代表DFフィリペ・ルイスがレアル・マドリードからの誘いに断りを入れ、残留に向かっているようだ。スペイン地元紙「マルカ」が報じている。
 
 ルイスは、昨夏にスペイン王者だったアトレチコ・マドリードからチェルシーに加入した。29歳にして初めてイングランド挑戦を決意したが、1年目はスペイン代表DFセサル・アスピリクエタからポジションを奪うことはできず、リーグ戦15試合の出場に留まった。
 
 そのルイスに対し、レアルのラファエル・ベニテス新監督が獲得を望んでいると伝えられた。ブラジル代表サイドバックは、2005年にレアルと契 約し、Bチームにあたるレアル・マドリード・カスティージャでプレーしていた。しかし、その後、デポルティボ・ラ・コルーニャでのプレーを経て、2010年に宿敵のアトレチコに移籍した。
 
 そして、ルイスはアトレチコで指導を受けたディエゴ・シメオネ監督に対し、今でも絶大な信頼を寄せている。そのため、レアルからの関心には見向きもせず断りを入れ、チェルシー残留を決意したようだ。
 
 代理人を務めるジョルジュ・メンデスも、シメオネ監督からの誘いがあった場合を除き、ルイスはチェルシー残留を望んでいると明かしている。
 このレフティーは今夏行われるコパ・アメリカのブラジル代表メンバーにも選ばれている。この大会でアピールし、クラブでの定位置奪取を目指す 。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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