20歳の“韓国のメッシ”、会心のダイレクトボレー弾に称賛「キャノン砲」「稲妻のよう」
イ・スンウがミラン戦でプロ初得点 セリエAで韓国人選手16年ぶりのゴールに
“韓国のメッシ”が待望のプロ初ゴールをマークした。現地時間5日に行われたセリエA第36節のACミラン対ベローナ戦(4-1)、U-20韓国代表FWイ・スンウが大敗のなかで豪快なボレーシュートを突き刺してトップチーム初得点を決めた。会心の一撃に「キャノン砲」「稲妻のようなゴール」と称賛が寄せられている。
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敵地に乗り込んだ19位のベローナは、前半にミランのトルコ代表MFハカン・チャルハノールとFWパトリック・クトローネにゴールを奪われると、後半4分にも失点。3点のビハインドを背負ったなかで意地を見せたのがイ・スンウだった。
後半12分に途中出場でピッチに立つと、同40分に右CKを獲得した場面で見せ場が訪れる。CKはミランのコートジボワール代表MFフランク・ケシエに頭ではね返されるが、ペナルティーアーク内にいたイ・スンウはこれをバックステップから右足でジャストミート。ダイレクトで放たれた一撃は、目にも止まらぬスピードでイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマが守るミランゴールに突き刺さった。
バルセロナのカンテラ(下部組織)で育ったイ・スンウは、トップチーム昇格を果たせず、2017年8月にベローナへ完全移籍。今季13試合目の出場にして嬉しいプロ初ゴールとなった。セリエAで韓国人選手がゴールを挙げたのは、Jリーグでもプレーした元韓国代表FWアン・ジョンファン(当時ペルージャ)以来16年ぶりだという。
衛星放送「ビーイン・スポーツ」公式ツイッターは「ペナルティーエリア外からイ・スンウのミサイル弾」と動画付きで紹介し、同サイトでも「イ・スンウがジャンルイジ・ドンナルンマの守るゴールにキャノン砲を見舞う」と報じている。
また、ベローナ公式ツイッターは「イ・スンウによる素晴らしい一撃。ロッソネリのディフェンスを打ち破った」と速報。母国である韓国紙「スポーツソウル」も、「稲妻のようなゴール」と伝えた。
ベローナはミランに1-4で敗れて、昇格から1年での2部降格が決定してしまったが、20歳のイ・スンウには称賛が相次いでいる。