日本代表キャプテン長谷部「一番はW杯」も、試合勘に少なくない不安も……

 手術した右ひざの炎症などで別メニュー調整を続けてきた長谷部だが、ザンビア戦前日練習でついに合流。フルメニューをこなしたという。

「(練習は)全部やりましたよ。全体的に見て身体も良くなっているし、(試合も)やろうと思えばやれる中で、気持ちを抑えている感じです」

 主将の重責を担うボランチは5月27日のキプロス戦後半以来となる実戦復帰に、焦る気持ちを必死に抑えつつ、本大会への準備を進めていることを明かした。

「ザンビア戦はフルでやることはないと思うけど、監督次第ですね。一番はW杯。 それが大事なんで、それに向けて体調、コンディションを大事にしていく。身体のいろんなところに張りが出てきた中でね。総体的に見て監督がどう判断するかです。抑えなきゃいけないところは多いですね」

 そう語った一方で、ザッケローニ監督は前日会見で「長谷部はまだ調整段階。非常に大切な選手だし、あせらずにじっくりやってほしい。来週のW杯に合わせるように調整させている」と温存の方針を強調していた。昨シーズン、ニュルンベルクで後半戦を右ひざのケガでほぼ棒に振っただけに、頼れる主将の試合勘の欠如は本番に向けて少なくない不安材料となる。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

 

※ワールドカップ期間中、サッカーマガジンゾーンウェブが記事内で扱うシーンやデータの一部はFIFAワールドカップ?公式動画配信サイト&アプリ『LEGENDS STADIUM』で確認できます。
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