FIFAがW杯のVAR担当審判13人を発表 イタリア、ドイツなどリーグ戦導入国から選出

すでにセミナーや事前の親善試合からVARが導入されて、“慣れ”を得るプログラムは組まれている【写真:Getty Images】
すでにセミナーや事前の親善試合からVARが導入されて、“慣れ”を得るプログラムは組まれている【写真:Getty Images】

1試合に3人ずつを割り当て、大会期間中はフル稼働に

 6月に開幕するロシア・ワールドカップで、大会史上初めて導入されるビデオ・アシスタントレフェリー(VAR)について、国際サッカー連盟(FIFA)が13人の専任VARを発表した。

 今大会では、すでに主審36名と副審63名を合わせた99人の担当が発表されている。そこには日本から佐藤隆治主審と相楽亨副審が選出されているが、VARについては別の13人が選出され、計112名の審判団が試合を捌くことになった。

 今回、選出されたVAR専任の13人は、基本的に所属リーグなどでVARが導入されていて、システムへの理解が深く、経験が豊富なことが条件だという。そうした意味で、イタリア・セリエAからマッシモ・イラーティ氏、ダニエレ・オルサート氏、パオロ・ヴァレリ氏の最大3人、ドイツ・ブンデスリーガから2人、ポルトガルリーグから2人が選出されるなどしている。

 FIFAの発表によると、この13人のうち3人が各試合に割り当てられるという。今大会は1日に最大4試合であるため、この13人のVAR審判団は、大会期間中にフル稼働を求められることになった。

 すでにセミナーや事前の親善試合からVARが導入されて、“慣れ”を得るプログラムは組まれている。日本代表にとってVARも含めたレフェリーの判定をどれだけ味方にできるかも、グループリーグ突破には重要な要素になるだけに、その特性や注意点をしっかりと共有しておきたいところだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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