経験豊富な本田にとって“ストレス”になっていたもの

　前線の選手との好連係が自分の結果に直結していると感謝した本田だが、それぞれのパーソナリティの面白さにも気づいている。ただそれと同時に、メキシコで適応に苦しんだことが一つあると告白した。

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「僕は日本のシェフを連れて来て、日本食を口にすることができている。食生活についてはここで適応するのが最も難しいことだから」

　言語が通じなくてもプレーはお互いに感じ取ることができる。その一方で、幼少の頃から慣れ親しんだ味覚の違いは大きく、経験豊富な本田にとっても食事面は少なからずストレスの要因になっていたという。だが本田は専属の料理人を呼び寄せて“最適化”を図った。シーズン途中から強烈な存在感を放った本田だが、そうしたそのピッチ内外での取り組みが功を奏したからこその活躍と言えそうだ。