済州を断罪する韓国紙 国内で珍しい論調に「韓国メディアがこれを報じないのは悲しい」の声

韓国地元紙や済州側は「浦和にも非がある」と主張も、韓国英字紙は問題行動を糾弾

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント1回戦、浦和レッズと済州ユナイテッド(韓国)の第2戦で起こった済州による前代未聞の退場劇や暴力行為という蛮行は欧州メディアでも問題視され、波紋を広げている。韓国地元紙や済州側が「浦和にも非がある」と主張するなか、韓国の英字紙「ザ・コリア・タイムズ」で「済州ユナイテッドの暴力はサッカーへの恥辱」と断罪する記事も掲載されたが、「韓国メディアがこれを報じないのは悲しい」という声も海外から出ている。

 済州の浦和に対する暴力行為は欧州各国メディアでも批判されているが、韓国メディア「ザ・コリア・タイムズ」英語版では全面的に韓国チームの蛮行を糾弾していた。

「済州ユナイテッドの暴力はサッカーへの恥辱」という特集の筆者はジョン・デュアーデン氏。BBCのみならず、ニューヨーク・タイムズ、ESPN、ガーディアンなど欧米の大手メディアで通信員を務めているアジアフットボールのスペシャリストだ。

 この試合で、浦和は勝ち越し点を奪った後、敵陣コーナーフラッグ付近でボールをキープ。ファウル後に済州ボールとなったが、済州の選手が浦和の選手に突進してもみ合いに発展。仲裁に入ったMF阿部勇樹に対し、ベンチからサブの選手であるDFペク・ドンギュがビブス姿でピッチに乱入すると、80メートルをダッシュ。阿部にジャンピングエルボーを見舞い退場となった。

 

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