主力8人離脱も…ミラン本田が1-0勝利のジェノア戦で出番なし UAE戦へ“試合勘ゼロ”

主力7人欠場に加え、ベルトラッチが開始早々に負傷交代も声かからず

 ACミランの日本代表FW本田圭佑は、現地時間18日の本拠地ジェノア戦で出番なしに終わった。チームは1-0で勝利したが、公式戦22試合連続でスタメン落ちの本田は主力8人欠場というチームの危機的状況にも、ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督から声がかからず。戦力外状態の背番号10は23日のワールドカップ(W杯)アジア最終予選UAE戦と28日のタイ戦に向けて、“試合勘ゼロ”の状態で代表合流することになった。

 主力7人を故障と出場停止により欠いていたミランは、開始3分でMFアンドレア・ベルトラッチが足を痛めて交代を余儀なくされ、MFマヌエル・ロカテッリが投入された。前半のうちにMFマティ・フェルナンデスのシュートで先制すると、後半に入って残り2人の交代枠が使用されたが、そこに本田の名前はなかった。

 試合前には本田が起用される可能性が現地メディアでも報じられたが、風邪で練習を離脱する羽目になった。「運がないね」と前日会見で語っていたモンテッラ監督の、本田に対する信頼の低さを改めて示す格好となった。

 今季のリーグ戦でプレータイムが100分未満、2017年に入ってからは1月25日のイタリア杯準々決勝ユベントス戦の後半45分からの途中出場のみで、リーグ戦では一度もピッチに立っていない本田は、主力離脱で危機的状況にあったこの日も出番はなかった。イタリアメディアから命名された「パンキナーロ(ベンチ要員)」という有り難くない異名通りの苦境のまま、バヒド・ハリルホジッチ監督が率いる日本代表に合流し、W杯アジア最終予選の戦いに挑むことになる。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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