ハリルJ全27選手の「今季稼働率ランキング」 衝撃の“10%未満”で試合勘が心配な海外組は…

 

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国内組でフル稼働しているのはGK西川のみ 代表初招集の永木は最も低い数値に

 バヒド・ハリルホジッチ監督率いる日本代表は、10月6日にロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第3節のイラク戦(埼玉スタジアム)、11日の同第4節オーストラリア戦(メルボルン)に臨む。

 ハリルホジッチ監督は先月29日のメンバー発表会見で「今回のリストは難しかった」と明かし、選考における難しさを吐露していた。ACミランFW本田圭佑、ドルトムントMF香川真司、インテルDF長友佑都、レスターFW岡崎慎司ら海外組の主力が、所属クラブでは軒並み出場機会を得られておらず、「普通の基準であれば呼べない」と語っている。

 そこで今回は、所属クラブでの今季公式戦プレー時間に着目し、10月シリーズに招集されたメンバー全27人(追加招集を含む)の「シーズン稼働率」をチェック。リーグ戦、カップ戦(国内組はルヴァンカップ除く)、大陸連盟大会(UEFAチャンピオンズリーグ・ヨーロッパリーグ、AFCチャンピンズリーグ)などの今季公式戦を基に、「シーズン稼働率」をランキング化した。国内組と海外組のグループに分けて見ていく。

 まずは、稼働率が高いであろう国内組だが、浦和レッズの西川周作とセレッソ大阪の山口蛍がフル稼働している。山口はシーズン途中にドイツのハノーファーから古巣に復帰し、その後のC大阪でのデータを基に計算しているため、実質的にシーズンを通してプレーしているのは西川のみだ。川崎フロンターレの攻撃を牽引する小林悠も高い稼働率を誇るうえ、15ゴールと結果を残しているだけに納得の選出と言える。また、追加招集を受けた横浜F・マリノスの齋藤学も稼働率92%と高く、J1自己最多の8ゴールと好調をキープしており、チームでの貢献度も高い。

 川崎の大島僚太、鹿島アントラーズの植田直通はともにクラブで定位置を確保しているが、リオデジャネイロ五輪に出場した影響もあってリーグ戦を数試合欠場しており、稼働率は必然的にやや下がった。一方、鹿島の永木亮太は代表初選出で注目を集めたものの、クラブで確固たる地位を築いているとは言い難く、稼働率は国内組で唯一50%を下回っている。

 

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