スペイン紙選定の「五輪金メダリスト」ベスト11 歴代の名手が揃う攻撃的布陣が完成

世代別代表で強さを見せるアルゼンチン勢 メッシはMFで選出

 連日熱戦が繰り広げられているリオデジャネイロ五輪。男子サッカーも決勝トーナメント出場8カ国が決まり、メダルを目指す戦いも佳境を迎える。それを受けて、スペイン紙「マルカ」では「過去に五輪金メダルを獲得したサッカー界の名手たち」でベストイレブンを組んでいる。

 フォーメーションは3-4-3システムで、GKに控えるのは、かつてソ連の絶対的守護神として君臨し続けたレフ・ヤシンだ。長い手足を生かしたビッグセーブと黒いGKユニホームを身にまとっていたことから、「黒蜘蛛」との異名を取ったヤシンは、1968年メルボルン五輪で金メダリストに輝いた。

 3バックでは、1936年ベルリン五輪で頂点に立ったイタリアのDFピエトロ・ラヴァが“カテナチオの元祖”として名を連ねるとともに、世代別代表で強さを見せるアルゼンチンからロベルト・アジャラ、ハビエル・マスチェラーノが守りを固める。絶対的な空中戦の強さを誇ったアジャラは04年アテネ五輪での無失点優勝、マスチェラーノは08年北京五輪でボランチとして金メダルを獲得している。

 中盤ではマスチェラーノと同じ“北京世代”だったリオネル・メッシの名がある。A代表のタイトルに恵まれぬまま、6月に代表引退を発表したスーパーエースだが、北京の金メダリストになって以降その決定力に磨きをかけた。また当時のアルゼンチンには、オーバーエイジ枠で天才司令塔として知られたフアン・ロマン・リケルメがオーバーエイジ枠で参戦し優勝に貢献した。

 

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