22年W杯から4年前倒しで出場枠拡大か 「32」→「48」を検討も課題は山積

W杯トロフィ【写真:Getty Images】
W杯トロフィ【写真:Getty Images】

26年W杯から出場48チームになることが決定、22年大会から前倒しで導入の可能性も

 2022年に行われるワールドカップ(W杯)の開催国であるカタールは、W杯出場枠が48チームに拡大する可能性があることについて「FIFA(国際サッカー連盟)と会談したい」と明かした。米スポーツ専門テレビ局「ESPN」が報じた。

 現在のW杯は32チームの出場となっているものの、すでに2026年のW杯から出場枠が48チームに拡大することが決定している。ただ先日、南米サッカー連盟(CONMEBOL)がこのプランを4年前の22年大会から導入することを要求。FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長は、そのプランを検討することを明かしていた。

 トーナメントを拡大すると現行の64試合から80試合に増えることになるが、2022年に中東で初めてW杯を開催するカタールのワールドカップ組織委員会は、「決断を下す前に、カタール大会において規模の拡大と運営について議論することが重要だ」と主張。一方で、「その結果にかかわらず、我々は2022年のW杯を成功に導く力に自信を持っている」とも語っている。

 現状では8つのスタジアムでの開催が予定されているが、もしトーナメントが拡大することになれば、追加のゲームが行われることを地域ごとに共有しなければならない。さらに今大会は夏ではなく11月、12月に行われ、28日間というスケジュールの中で運営される予定となっており、こういったいくつかの事柄を解決しなければ出場枠を増やす決定にはならないだろう。

 近隣諸国との国際関係の維持という面でもトーナメントの拡大に負担がかかる可能性があると同記事では報じているが、果たして2022年の出場枠は48チームへと増えるのだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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