スターリング、クラブ年間表彰式でブーイング浴びる

ロジャース監督は「困惑の1年」と総括

 去就問題が浮上するリバプールのイングランド代表FWラヒーム・スターリングがクラブの年間表彰式で会場の約3000人のファンからブーイングを受ける異常事態が起きた。衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。

この日「ヤングプレイヤー賞」を受賞したスターリングは契約期間を残しながらも、ブランドン・ロジャーズ監督にすでにリバプールを離れる意向を伝えたとも報じられている。

 そのスターリングの名前がスクリーンで発表されると、「残留してくれ、ラヒーム!」という声や拍手はブーイングや野次に飲み込まれていったという。

 また、来季の欧州チャンピオンズリーグ出場権を獲得できず、無冠に終わったリバプールの1年間について、ロジャース監督は「困惑の1年」と総括。

「去年から期待は高まったが、実際に起きたことは困惑するようなことだった。こんなことは計画できない。難しく、挑戦のシーズンだった。選手はみんな来季よくなると思っている。選手には休養が必要だ。クラブはチームを強化させなけれないけない。来年は昨シーズンのような大きなチャンスを生み出せる」

 指揮官はそう語っている。

 クラブの許可なしに受けたインタビューで、若きエースが口にした移籍志願に端を発した様々な騒動も終盤戦を戦うチームを困惑させたことは間違いない。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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