フランス代表ポグバ&デンベレ、W杯開催国ロシアで人種差別被害 FIFAが徹底調査へ

フランス代表のMFポール・ポグバ(マンチェスター・ユナイテッド)とFWウスマン・デンベレ(バルセロナ)【写真:Getty Images】
フランス代表のMFポール・ポグバ(マンチェスター・ユナイテッド)とFWウスマン・デンベレ(バルセロナ)【写真:Getty Images】

W杯開催スタジアムで心ない“モンキーチャント”の人種差別行為

 フランス代表のMFポール・ポグバ(マンチェスター・ユナイテッド)とFWウスマン・デンベレ(バルセロナ)がワールドカップ(W杯)開催国のロシアで行われた試合で人種差別的チャントを浴びる被害に遭っていたことが分かった。国際サッカー連盟(FIFA)も調査に乗り出している。

 フランスは現地時間27日にサンクトペテルブルクでロシアと対戦。19歳の神童FWキリアン・ムバッペ(パリ・サンジェルマン)の2得点とポグバの強烈な直接FK弾で3-1と勝利を収めた。23日のコロンビア戦では2-3と逆転負けを喫したが、ロシアとのテストマッチはきっちりと勝利を収めた。

 しかし、“レ・ブルー”は素直に勝利を喜べない事態を迎えている。

 仏紙「レキップ」や地元テレビ「RMCスポーツ」によれば、この試合でポグバとデンベレの両選手がロシアのサポーターから人種差別的な意味を持つ“モンキー・チャント”を受けていたことが発覚したという。W杯開催会場の一つであるクレストフスキー・スタジアムで心ない人種差別行為が選手を襲った。

 米スポーツ専門テレビ局「ESPN」では、FIFAがこの件について徹底調査を行うと伝えている。世界各地から32カ国が集結するサッカー界の祭典で、このような事態が起きないことを願うばかりだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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