監督の指示が聞こえすぎ? 日本、格下に苦戦の意外な一因、原口「それもあって…」

最大の原因は「攻撃というより守備」

 日本とマリが、中立地ベルギーのリエージュで対戦する一戦とあって現地の客入りは芳しくなかった。ベルギー1部スタンダール・リエージュのホームスタジアムであるスタッド・モーリス・デュフランは最大3万人近く収容可能だが、この日の観客人数はわずか1424人。選手たちの声がスタンドにも聞こえる場面があり、ハリルホジッチ監督の指示もよく通ったが、それによって結果的に“裏への意識”が強まりすぎた感もあったようだ。

 原口は「それもあって、すごくダイレクトプレーというか、一発でというのが多くなった」と言及した。もっとも、それが苦戦した最大の原因ではなく、「攻撃というより守備だと思う」と問題点を語る。

「一枚一枚が剥がされていた。そこで取ったり、二人で囲んで取り切ったりするシーンが増えれば、必然と攻撃は良いものが出ると思う。逆にそっちだと俺は思います」

 急ピッチで攻守両面の改善を図る日本代表は、マリ戦と同じ会場で27日の国際親善試合ウクライナ戦に臨む。仮想ポーランドとして位置づけている一戦で確かな成果を手にできるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部・大木 勇 / Isamu Oki)



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