代表デビューの中島が後半ATに同点弾! ハリルJ、“仮想セネガル”のマリに1-1ドロー

A代表デビューの中島が起死回生の一撃

 ハリル監督は後半のスタートから宇賀神に代えてDF酒井高徳を投入。戦況の変化が見られない同15分には、宇佐美と長谷部に代えてポルトガル移籍でブレークして代表デビュー戦となるFW中島翔哉と、海外組も含めたチームでは初出場となるMF三竿健斗をピッチに送り込んだ。さらに5分後には森岡に代えてFW小林悠を投入。同25分には最後の交代枠を使い、久保に代えてFW本田圭佑を投入しゲームを動かしにかかった。

 日本は選手交代を繰り返すなかで流れるようにパスがつながる場面は減少していった。一方で、マリに決定機を作られることもなく膠着したまま時間が流れた。そうしたなかで、試合終了間際に中島を起点とした攻撃から、相手GKが前に出て弾いたボールを三竿がゴール前に上げると、無人のゴールに中島が押し込んだ。デビュー戦の初ゴールで1-1に追いついた日本は、辛くも引き分けを手にした。

 ハリルジャパンはこのゲームを、ワールドカップ本大会で対戦するセネガル戦を想定したものとして組んだが、本大会への出場権を逃して若手に切り替えているマリから勝利できず。最終ラインの統率具合や攻撃の連動性でセネガルに劣ることが確実な相手だったが、個々の身体能力やボール際の強さで劣勢になる場面が目についた。明らかな課題が残るゲームになったが、3カ月後の本番でセネガルを相手にこの日の経験を生かした試合運びを見せ、勝ち点獲得につなげることができるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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