ルヴァン杯で義務化「21歳以下日本人起用」 各チームの注目選手をクローズアップ

シーズン中に22歳となる選手は対象外、FC東京のFW久保建英の起用法に注目

 今季の国内三大タイトルの一つであるルヴァンカップが7日に開幕する。注目点の一つは、昨季から導入されている「21歳以下選手起用の義務付け」だ。まずはグループステージに参戦する、J2ヴァンフォーレ甲府とアルビレックス新潟を含めた16チームで、該当する選手にスポットライトを当てる。

【一覧リスト】2018年ルヴァンカップ・「21歳以下日本人起用」の対象プレーヤー

 Jリーグ規約において、「どの時点で21歳以下ならば出場資格があるのか」という点を確認すると、「本大会のすべての試合において、当該シーズンの12月31日において満年齢21歳以下の日本国籍選手を1名以上先発出場させなければならない」とある。つまり、シーズン中に22歳の誕生日を迎えてしまう選手は、試合時点で21歳でも対象にならないという点を押さえておきたい。生年月日で整理すると1997年1月1日以降に誕生している日本国籍選手ということになる。


【グループA】(仙台、FC東京、横浜FM、新潟)

●ベガルタ仙台(3名)
川崎フロンターレから期限付き移籍の長身DF板倉滉がこの枠で起用可能だ。そのため、何事もなければ板倉がルヴァン杯では固定起用になることが見込まれる。

●FC東京(10名)
下部組織からトップ昇格し、今季のリーグ戦にも出場しているFW久保建英がスタメン起用されるかが注目ポイントの一つ。また、同じく昇格のMF平川怜との10代コンビ結成の期待も十分にある。また、昨季のこの大会でベンチ入りし、GK大久保択生の退場処分により急きょ初出場を果たしている波多野もまた、起用の選択肢にある選手と言えそうだ。

●横浜F・マリノス(10名)
すでに試合出場を重ねているMF遠藤渓太が起用の軸になることが予想される。また、昨季はJ2レノファ山口に期限付き移籍して試合経験を積んだFW和田昌士も、チャンスを与えられる可能性は十分にありそうだ。

●アルビレックス新潟(7名)
昨季は本間が起用される試合があったほか、原もすでに試合経験を積んでいるだけにこの2人が軸になるか。その一方で、何よりもJ1への昇格が大事になるシーズンだけに、このルヴァン杯とリーグ戦の兼ね合いをどのように捉えるかという観点もまた、起用の決断をする上でのポイントになりそうだ。

 


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