フランスで高難度の芸術的オーバーヘッド炸裂! 「傑作」「壮大な回転弾」と称賛の嵐

仏3部アンタントFWシーが、相手を背負いながらアクロバティックなゴールを決めて同点

 フランスリーグ3部と言えど、侮ることなかれ――。2月23日に行われたリヨン・デュシェールとアンタントSSGの一戦(2-2)で、欧州トップリーグ級の芸術的なオーバーヘッド弾が誕生。海外メディアも「アクロバティックな傑作」と驚きを持って報じている。

 敵地に乗り込んだアンタントは、前半22分にリヨン・デュシェールに先制を許してしまう。しかし、その8分後だった。センターサークル斜め左の約40メートルの位置でFKを獲得し、前線にロングボールを供給。フランス人FWウィリアム・シーがダイアゴナルな動きでペナルティーエリア内左に入り込むと、ゴールに背を向けて相手を背負いながらジャンプして右足で合わせる。お手本のような完璧なオーバーヘッドシュートは、綺麗な弧を描いて相手GKの頭上を抜き、同点弾が突き刺さった。

 クロアチア紙「Sportske Novosti」は「アクロバティックな傑作」と称賛。フランス3部「ナシオナル」公式サイトも、「ウィリアム・シーの壮大な回転弾」「これは間違いなくシーズンベストゴールの一つだ」と動画付きで紹介した。

 同カードでは、後半アディショナルタイムにリヨン・デュシェールのMFマシュー・エジキアンがCKをダイレクトボレーで突き刺す劇的同点弾も生まれ、FIFA(国際サッカー連盟)もツイッターで報じた。衛星放送「ユーロスポーツ」は、シーとエジキアンの得点を受け、「フランス3部の試合で、今まで見たなかでベストなゴールの二つ」と伝えている。

 どちらも、リーグ史に残るゴールとして語り継がれていくかもしれない。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

 

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