W杯で“世紀の誤審”がなくなる? ビデオ判定の導入可否が3月3日に決定へ

イタリアのVAR推進委員会のロゼッティ氏が明かす 「ほぼ確実に導入される」

 日本代表が出場する6月のロシア・ワールドカップ(W杯)本大会で、ビデオ・アシスタントレフェリー制度(VAR)が正式に導入されるか否かは、3月3日に決まるという。イタリア国営放送「RAI」で、リーグのVAR推進委員会の責任者を務めるロベルト・ロゼッティ氏が明らかにした。

 ロゼッティ氏はイタリアでも屈指の名レフェリーとして知られ、2010年南アフリカ大会では主審を務めた。しかし、アルゼンチン対メキシコの一戦で、明らかなオフサイドだったアルゼンチンのゴールを認めてしまったものは、大会後に明らかな誤審として批判を浴びた。結局、その試合がロゼッティ氏の最後のピッチになっていた。

 そのロゼッティ氏は現在、イタリアでリーグ戦におけるVAR部門の責任者を務めている。インタビューを受けたロゼッティ氏は、W杯におけるVARの運用についてこう話している。

「国際サッカー評議会(IFAB)が3月3日に会合を開き、そこでワールドカップでVARが導入されるかどうかが決まる。私は、ほぼ確実に導入されると考えている。国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長が導入に積極的であり、投資も行ってきた。目的は、審判団のミスを可能な限り排除することにある。世界的に見れば、この技術が良いものであると示すチャンスになるだろう」

 

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