泣きっ面に蜂のマンU… 開始11秒で悪夢の失点、途中出場フェライニも7分で負傷交代
敵地でトットナムに0-2と完敗
プレミアリーグ2位のマンチェスター・ユナイテッドにとって、逆転優勝を狙うには痛すぎる1敗となった。現地時間31日にウェンブリーで行われた第25節トットナム戦で0-2と完敗。開始11秒で先制点を許し、MFマルアン・フェライニが途中出場後7分で負傷交代するなど、“赤い悪魔”にとっては散々な結果となっている。
この日ユナイテッドは、アーセナルから獲得したFWアレクシス・サンチェスを早速スタメンに起用。上位を争うトットナムを叩いて勢いに乗りたいところだった。しかし、誤算はトットナムのキックオフ直後に待っていた。
最終ラインからのロングボールに対してDFフィル・ジョーンズが相手MFクリスティアン・エリクセンに競り負けるとボールはゴール前へ。MFデレ・アリに打たれたシュートがDFに当たってこぼれると、それをエリクセンに詰められていきなり先制点を許してしまった。これにはジョゼ・モウリーニョ監督も、テクニカルエリアであきれた表情を浮かべるしかなかった。
同28分にはオウンゴールでトットナムに追加点を献上と良いところのないユナイテッドに追い打ちをかけたのは、後半のフェライニの離脱だ。2点ビハインドの状況でMFジェシー・リンガードとの交代で後半18分に送り出されたフェライニだったが、プレーを始めてすぐに足を引きずる様子を見せた。結局7分後の同25分にピッチを去り、ユナイテッドとしてみれば泣きっ面に蜂の展開となった。
英紙「デイリー・ミラー」によると、フェライニは膝を負傷したようで、離脱の可能性が高い。首位マンチェスター・シティとの勝ち点差を「15」に広げられ、5位トットナムとの差も「5」に詰められ、そして主力の負傷と三重苦の結果になってしまった。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images