「何もできず」「自信喪失気味」 レアル、24年ぶりの歴史的敗戦に“機関紙”も酷評の嵐

控えメンバーを起用した監督の采配ミス指摘

 5位のクロアチア代表MFマテオ・コバチッチは、「誰かコバチッチを見た人間がいるなら、ジダンに教えてやってほしい。彼は故障から復帰後、完全に別人となってしまった」と存在感の希薄さに厳しい評価が下った。ウェールズ代表FWギャレス・ベイルの復帰でベンチを温める機会が増えたスペイン代表MFイスコも、「このミッドフィールダーはリーダーにならなければいけなかった。ポジションにふさわしいと示さなければいけなかったが、彼にはできなかった」と不十分な出来だったと見なされている。

 7位は主将のスペイン代表DFセルヒオ・ラモス。「彼のパスはいつものクオリティーを失い、らしからぬミスも犯した。彼が体調十分かは分からない」と酷評。8位にはジネディーヌ・ジダン監督が登場するが、「リーガで勝ち点19差をつけられているのに、彼は国王杯に最強メンバーを投入する必要があると信じなかった。彼の控えメンバーは第1戦も彼を落胆させ、今回も同じ繰り返しとなった」と、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド、ベイルら主力を温存して敗れた采配ミスを指摘している。

 やや寸評が同情的だったのは、9位のGKキケ・カシージャ。2失点を喫したなか、「ゴールをセーブできなかったが、どれも批判できない」とGKだけの責任ではないとしている。続いて選出されたのはアクラフで、「先制された際のミスと貧弱なクロスによって、初めてファンからの罵声に苛まれた。そのあとはプレッシャーで押し殺された」とミスで萎縮してしまった若手を責めた。

 

page1 page2 page3

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング