「狂気のゴラッソ」「最も美しい」 グリーズマンの“25mドライブシュート”を各国称賛

スペイン国王杯セビージャ戦、空中でのトラップから右足を豪快に振り抜く

 アトレチコ・マドリードは現地時間23日のスペイン国王杯準々決勝第2戦で、セビージャに敵地で1-3と敗戦。2戦合計2-5となりベスト4進出を逃した。これで今季はグループステージ敗退となったUEFAチャンピオンズリーグ(CL)に続くタイトル争いからの脱落となったが、失意の一戦の中で放った絶対的エースの華麗な一撃が各国メディアで話題となっている。

 17日に行われた本拠地での第1戦に1-2で敗れ、苦しいなかで敵地に乗り込んだアトレチコだが、開始25秒でセビージャのDFセルヒオ・エスクデロに豪快なボレーシュートを叩き込まれていきなり失点してしまう。思わぬ展開にサンチェス・ピスファンは歓喜に沸くが、そのムードを一変させたのが前半13分に生まれたフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンのゴラッソだった。

 ハーフウェーライン付近から前線に送られたパスを、フランス代表FWケビン・ガメイロがゴールに背を向けた状態のまま胸で落とす。後方に走り込んだグリーズマンは、そのボールを空中でトラップすると、着地してすぐさま右足を一閃。ゴールまで約25メートルの距離から放たれた一撃は強烈なドライブ回転がかかり、セビージャのGKセルヒオ・リコの頭上を破ってゴールネットを揺らした。

 スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」は、「グリーズマンの25mゴラッソ」との見出しで特集。「彼にとって今季10ゴール目となった。間違いなく、そのなかで最高の、最も美しいものだ」と絶賛した。

 

page1 page2 page3

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング