メッシの“超人的ドリブル”をスペイン紙が絶賛 自陣で相手3人を翻弄した「夢のプレー」

2得点1アシストと爆発したベティス戦、終盤のワンプレーに脚光

 リーガ・エスパニョーラで開幕から無敗の首位バルセロナは、現地時間21日に第20節の敵地ベティス戦に臨み、後半に一挙5ゴールを奪い5-0と快勝した。このゴールラッシュの立役者の一人となったのは、もちろん絶対的エースのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシだ。

 1-0で迎えた後半19分、MFセルヒオ・ブスケッツからのパスを受けて素早く反転し1ゴールを奪うと、5分後にはドリブルで敵陣を切り裂き3点目の起点に。そして同35分、相手のミスを逃さずにFWルイス・スアレスがダイレクトでメッシにパスを送ると、背番号10のエースは軽やかなステップを踏むドリブルで相手を二人かわしてこの日2点目を奪った。さらに終了間際の同44分にも鋭いドリブル突破から、スアレスのゴールをお膳立てし、圧巻の2得点1アシスト。5ゴール大勝のチームの中で別格の輝きを放った。

 もっとも、この日のメッシによる“ショー”はこれだけではなかった。

 圧巻のプレーが披露されたのは、自らのゴールで4-0として迎えた後半41分だった。自陣右サイドの深い位置で、下がりながらDFネルソン・セメドからの縦パスをもらうと、相手を背負いながら一度キープ。左足で右に持ち出すと、すぐに左に切り返し一人目のマーカーを振り切った。

 次の瞬間、メッシの左後方から猛然と二人目の守備者が襲いかかるが、巧みに体を当てながらキープ。目の前に3人目の相手選手を見つけるとすぐさま右足で進路を左に切り返す。右側から3人目の相手がスライディングタックルを仕掛け、左側からは一人目のマーカーが寄せて挟みにきたが、希代の天才は“股抜き”で突破し、前方の味方にボールをつないだ。

 

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