選手権決勝は21大会ぶりの「関東勢対決」 二冠狙う流経大柏か、“3度目の正直”の前橋育英か

4試合無失点の流通経済大柏に対し、前橋育英はエース飯島を中心とした攻撃力が魅力

 第96回全国高校サッカー選手権大会の決勝カードは、21大会ぶりの“関東勢対決”となった。6日に行われた準決勝は流通経済大柏(千葉)と前橋育英(群馬)が勝ち上がり、8日の決勝戦で激突する。

 流通経済大柏の大きな武器は、4試合無失点の守備力だろう。本田裕一郎監督は「とにかく失点ゼロと口酸っぱく言ってきました」と話す。DF関川郁万やボランチで主将のMF宮本優太を中心にハイプレスを仕掛けるチームは、相手に大きなチャンスを与えること自体が少ない。安定感のある戦いで勝ち上がってきた。

 一方の前橋育英は、今大会7得点のFW飯島陸を中心とした攻撃力が魅力だ。DF角田涼太郎など前回大会の準優勝を知る選手も多く、経験という点では軍配が上がりそうだ。準決勝の上田西(長野)戦で1失点こそしたものの、それ以外の試合は全て無失点と、決して守備が悪いチームではない。

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