「夢は韓国代表監督」 二冠のユン・ジョンファン監督が母国紙に告白 「そのためには…」

C大阪就任1年目でのルヴァン杯&天皇杯制覇に、韓国メディアも注目

 セレッソ大阪のユン・ジョンファン監督が今、韓国で高い注目を集めている。

 就任1年目からルヴァンカップを制覇し、今月1日の天皇杯でも優勝。二冠達成の快挙を成し遂げたことで、韓国メディアがその手腕を高く評価している。それに加えてリーグ戦でもチームを3位に導いたことや、Jリーグ年間表彰で優秀監督賞を受賞したことも話題となり、韓国のスポーツ紙「スポーツソウル」は、「日本のサッカー界に“ユン・ジョンファンシンドローム”が荒々しく吹いた」と報じている。

 今回、同紙は天皇杯優勝直後にユン・ジョンファン監督にインタビューしており、そこでC大阪の成長過程と改革、今後の夢などについて大いに語っている。

「1年目にしてこれだけの結果は予想していなかったのでは?」との記者の質問に対し、「能力と潜在力のある選手がたくさんいるのを(就任前から)確認できていました。クラブが私を信じて任せてくれるのであれば、良いチームを作る自信がありました」と答えている。

 ユン・ジョンファン監督が高く評価される点として、C大阪の選手のメンタルや意識を大きく変えたとよく伝えられているが、同紙のインタビューではこんなことを語っている。

「以前のブラジル監督体制の時は、練習の時から比較的自由だったそうです。そういうチームは試合で良い時はすごく力を発揮しますが、一度崩れると立ち直せなくなります。だから私は練習場でも試合会場でも、同じ雰囲気に変えました。一部の選手は練習の時にレガース(すねあて)をしないでボールを蹴っていました。そういう細かいところを指摘し、練習場も試合会場も“職場”だという点を強調しました」

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