レアルFWベンゼマ、ベンチ降格に現実味 地元紙が酷評「信頼はもう終わった」

大一番のクラシコでも不発 年明け2試合がラストチャンスか

 レアル・マドリードの元フランス代表FWカリム・ベンゼマは、今季リーグ戦12試合2得点と不振から脱せず、日に日に風当たりは強くなっている。チームを率いるジネディーヌ・ジダン監督は同胞のフランス人ストライカーを擁護してきたが、年明けのリーグ戦2試合の結果次第では、ベンチ降格の可能性があるという。スペイン紙「ABC」が報じている。

 レアルは、現地時間23日の宿敵バルセロナとの“エル・クラシコ”に0-3で惨敗。決定機を外したベンゼマには本拠地の観衆も失望を隠せなかったが、記事でも「信頼はもう終わった」「ジズーは前線のベンゼマとともに心中はできない」と言及している。

 過去の功績から年明けの1月7日に行われる第18節セルタ戦、13日の第19節ビジャレアル戦では先発で起用する方針。しかし、“ラストチャンス”の2試合で結果を残せなければ、ベンチ行きの運命が現実味を帯びるという。

 レアルを牽引してきた看板3トップの「BBC」は、ベンゼマが不振、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドもリーグ戦では例年ほどの決定力を示せていない。ウェールズ代表FWギャレス・ベイルは故障続きで、ようやく戦列復帰したばかりだ。

 記事ではベンゼマに代わり、スペイン代表の新鋭MFマルコ・アセンシオが新たな3トップの一角となる可能性も指摘。ベンゼマを降格させた“ABCトリオ”について「これは正義だ。アセンシオとベイルは好調でプレーするにふさわしい」と触れている。

 崖っぷちに立つベンゼマは、ベテランの意地を見せられるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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