ハリルJが韓国にホームで屈辱の4失点 日韓戦7年7カ月ぶり黒星でE-1制覇逃す

後半も劣勢、韓国が2大会連続の優勝

 

 選手交代なく迎えた後半も日本はミスが目立ち、シュートシーンを迎えることがほとんどできない。後半8分には韓国DFキム・ミヌのシュートを中村が辛くもセーブ、同19分にはチョン・ウヨンに強烈なミドルを放たれるなど、劣勢を強いられた。

 

 流れを変えたい日本は、同21分にMF井手口陽介に代えてMF三竿健斗を投入。三竿はこれがA代表デビューとなった。

 

 だが同24分、自陣左サイドで与えたFKを、途中出場の韓国MFヨム・ギフンが左足を振り抜くと、強烈な一撃が小林の足に当たって4失点目を喫した。

 

 国内組のみのメンバー構成とはいえ、日本はホームで韓国に屈辱の4失点を喫して完敗。韓国に敗れたのは2010年5月24日にさいたまスタジアムで0-2と敗れて以来、約7年7カ月ぶりのこととなった。さらに3点差以上での敗戦は14年10月14日のブラジル戦(0-4)以来、対アジア勢となると1988年6月2日の中国戦(0-3)以来の歴史的敗戦となった。

 

 来年のロシア・ワールドカップに向けて不安の残る内容となった惨敗劇。E-1選手権制覇を逃し、2勝1分とした韓国が2大会連続で東アジア王者となっている。

 

【了】

 

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

 

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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